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  • 庄内三十三観音めぐり④ 第10番札所 良茂山 持地院

    3月13日、この日は酒田市街地にある3ヶ所(第10番持地院、第20番光国寺、番外の観音寺)をめぐる予定でした。
    酒田市内は地名で場所の見当が付くので、気分的には足取り軽くという感じです。
    結論から言えば、2ヶ所しか回れませんでした。

    最初に向かったのは酒田市日吉町にある、良茂山(りょうもうさん)持地院(じちいん)です。
    簡単な地図で、ある程度の場所は把握したつもりでしたが、この辺りだと思ったところでもナビの案内は続くので、前後の車に気を付けながらキョロキョロしていたら、見えました!
    通称「酒田大仏」、立像の大仏様が見えて、方向が合っていることにほっとしました。
    通りからも見えることを初めて知りました。

    着いたところは建物の裏側で、駐車場もありました。
    正面にも駐車できます。

    歩いていると「酒田大仏」への参詣順路の看板が多く目に付いて、導かれるように先に大仏様に会いに行くことにしました。

    近くで見ると迫力があります。
    高さは台座を含めると17メートルです。

    こうやって改めて近くで見ると、見守られていることを感じます。

    高さ17メートル(像高13メートル)の酒田大仏は、金属製の立像では日本一といわれています。
    大正3(1914)年に日清戦争と酒田地震の被害者の鎮魂のために建設されましたが、第二次世界大戦中に金属不足から軍に接収されました。
    現在の大仏は平成4(1992)年に新たに建立されたものです。

    本堂へ向かいます。

    入り口の近くでご住職が打ち合わせをされていました。
    御朱印は書き置きということで、目に付くところにありました。帰りにいただきました。

    御朱印

    庄内三十三観音 第10番 良茂山 持地院

    曹洞宗 御本尊は千手観世音菩薩

    創建は応永3(1396)年、小湊(現酒田市)の領主の浦地勝太夫が開基、岩手県報恩山永徳寺2世の湖海理元禅師が開山。

    持地院(院号)は観音経の中の持地菩薩の名号に由来している。
    本尊の千手観世音菩薩は酒田大観音の胎内仏として安置、慈覚大師作と言われている。

    住所:酒田市日吉町1-4-38
    電話:0234-24-1164
    駐車場:あります

  • 庄内三十三観音めぐり③ 第3番札所 長瀧山 善光寺

    3月11日、庄内町の3ヶ所をめぐる予定でした。

    「冷岩寺」「光星寺」の後に行ったのが庄内町三ヶ沢の長瀧山(ちょうろうさん)善光寺(ぜんこうじ)です。

    光星寺で善光寺の管理もしているということで御朱印は先にいただきました。

    御朱印を受け取った時に「今日長靴で来ていますか・・・」と聞かれました。
    ブーツにしようか迷って普通の靴を履いて来ていました。

    この辺りは雪がなく、近そうなのに雪があるってことは山なの?
    それだとそもそも車で(スタッドレスタイヤだけど、雪がある坂道だったら怖い)行けるのか?

    話を聞くと、雪があるような無いような、「んー、とりあえず行ってみてください」と言われ、行ってみることにしました。

    雪、ありました。
    こういうことかぁ〜と、納得。

    光星寺を出て県道46号線沿いに善光寺の看板がありました。
    集落への入り口はわかりやすかったのですが、細い道で先が見えない、ハンドルも切れそうにない、ここは行けても行き止まりかもしれないとビビり、横道へ入って、同じ道をぐるぐる回りました。

    道が細く車一台通るのがやっと、方向を変える場所もないのでとりあえず走り回る。
    そんなこんなでまた46号線に出て、光星寺の看板を見た時は「こっちじゃない」と・・・。

    腹を括って、細い道の曲がり角を行くしかないと思って進みました。
    ここで良かった。

    善光寺にこれから行こうと思っている方がいたら、ナビにもよりますが、細い道を案内されても車が通れる幅であれば怯まず思い切って進んでくださいね。

    右手に善光寺がありました、駐車場はなさそうです。
    ここに停まっていたら左手のお宅のご迷惑になりそうだったので、先に進んでUターンをして善光寺側に車を寄せて停めました。
    車が来たら通れるくらいに停められます。

    さて、目の前には雪と長い石段が見えます。
    運動不足と短い靴、一瞬迷いましたが行ってみることにしました。

    雪は固く、上を歩いても大丈夫でしたが、やっぱり少し沈んでしまうので、雪がない端の方を歩きました。

    高い場所にあるので、雪で滑ったりしたら危険なので、安全面から参拝は4月以降の方が良さそうです。

    下から見ると急な石段の坂道に見えますが、一段は低く、緩やかな坂道という感じで息切れはしませんでした。

    光星寺の方が「登って左側でお堂の扉も開きますが・・・」と仰っていましたが、このまま手を合わせて来ました。

    高い場所に居るので木々のてっぺんが近く、風でさわさわさわさわ心地良かったです。

    帰りながら目に入る庄内平野を見て、夏の青々とした田んぼを見るのも、秋の黄金色に輝いた稲穂を見るのも良いなぁと思いました。

    庄内三十三観音 第3番 長瀧山 善光寺

    曹洞宗 御本尊は阿弥陀如来、釈迦牟尼如来、聖観世音菩薩

    江戸時代食初期に光星寺の第四世然先全廓(ぜんせんぜんかく)大和尚によって開山。

    釈迦牟尼如来は慈覚大師の作とも言われ、阿弥陀如来像は金明天皇の時代に百済国王から蘇我氏に献上されたとの言い伝えもある。 

    住所:山形県東田川郡庄内町三ヶ沢宮田2
    電話:0234-56-2533 (第6番光星寺の番号、御朱印もこちら)
    駐車場:ありません

  • 遊佐町を満喫(大物忌神社、松葉寺、釜磯、海禅寺)その2

    天気が良かった昨日、釜磯海岸と松葉寺に立ち寄って、本来の目的地である鳥海山大物忌神社へ向かいました。

    よく耳にするので気になっていましたが、三十三観音めぐりをしていなければ行き先の候補に上がってくることはなかった場所です。

    今回向かうのは「鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮」で、「鳥海山大物忌神社蕨岡口ノ宮」もあります。

    鳥海山大物忌神社の本社は山頂に鎮座し、麓に「口ノ宮」と呼ばれる里宮が2ヶ所に鎮座しているということです。

    昨年、三十三観音めぐりをするきっかけにもなった上蕨岡地区(通称上寺)を歩いた時に、「案内図」と「ニノ鳥居」の写真を撮っていました。

    鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮
    「二ノ鳥居」

    手水舎
    龍の口から水が出ていて、とてもかわいかったです。

    下拝殿

    広くて綺麗で、凛とした空気を感じました。

    こちらの階段を上がると「三ノ鳥居」があって拝殿と本殿があります。

    ここから海禅寺が近く、行くことが出来ました(三十三観音めぐり⑦で紹介します)。

    鳥海山大物忌神社に来ることが出来て良かったです。
    目的地はひとつだけだったはずが、庄内三十三観音めぐりで遠いと思って行くのをためらっていた(先延ばし)松葉寺、一度ナビの案内で辿り着けなかった海禅寺、釜磯の湧き水を実際に見てみたいと思って早数年、行きたかった場所に行けました。

    充実した嬉しい日になりました。

  • 遊佐町を満喫(大物忌神社、松葉寺、釜磯、海禅寺)その1

    天気が悪いと思っていた今日。
    朝から良い天気で、これはどこかに行かなければという思いに駆られ、遊佐町へ。

    どこへ行こうか、同行者と話し合っていた時に、庄内三十三観音めぐりをしていて一度吹浦の第16番札所「海禅寺(かいぜんじ)」に向かって辿り着けなかった話や、第21番札所「松葉寺(しょうようじ)」は遠いようだから行っていないという話をしました。

    海禅寺や松葉寺に行ってみようかという話にもなりましたが、大変な気がして、今日はサクッとどこかに行きたい、そんなわけで行き先は「鳥海山大物忌神社(ちょうかいざんおおものいみじんじゃ)」に決まりました。

    狭い道を行くより広い道を通った方が良いと、国道7号線沿いから行ってみることにしました。

    鳥居に向かってみましたが、先が見えずどのくらい歩くのか分からず躊躇し、こちらから行くことを断念しました。

    「一ノ鳥居」へ向かおうとナビをセットして進んだのですが、すごく遠回りな気がしてUターンをすることにしました。

    その時に、ここまで来ていたら松葉寺が近いんじゃないかという気がして、行って見ることにしました。

    結果、通り過ぎるという私にありがちな・・・。

    というか、案内された右折場所がとても入って行けるようなところでななく、後続車も来ている状況では走り去るしか出来なかったです。

    Uターンをしたくても車が入れる場所がなく、あっても見つけた瞬間に通り過ぎてしまうという。

    良いところを見つけ、入ることが出来た場所で、久しぶりの日本海を見に車を降りました。

    白波に釘付け、潮の香りを感じることが出来ました。

    ここから戻っている時、さっきとは別の入り口を案内され、松葉寺に辿り着けました(三十三観音めぐり⑥で紹介しようと思います)

    海沿いの道を走っていたら同行者が釜磯の看板を見つけ、釜磯海岸もずっと行ってみたいと思っていた場所だったので、もう通り過ぎていましたが戻りました。
    行ったり来たりの日。

    釜磯海岸は鳥海山の伏流水が湧いているところですが、砂浜が思っていた以上に黒く、よく表現されているぽこぽこ湧いているというような日ではなく、迫力がありました。

    砂が黒いのは砂鉄の割合が多いからで、湧き水の流れと砂鉄の黒い模様がアートのようでした。

    思いがけず寄った場所ですが、とても満足しました。
    この日は風も強く、寒かったですがもう春の海でした。

    夏は海水浴場になります。

    車に乗ってから、以前年配の方が言っていたことを思い出しました。
    子供の頃よく海水浴に行っていたけど、帰りに伏流水で海水を流して帰るのが嫌で嫌でと、海は良いけど帰りが嫌でと話していました。


    伏流水は真水で、とても冷たかったと。
    小さい子供が冷たい水を最後に・・・、想像しただけでも体が縮こまります。

    で、気が付く私。
    真水を手で触ってくれば良かった、波や靴を考えると近づけない状況でしたが、岩場から流れているところから触れたはず、残念でした。

    鳥海大物忌神社には狭い道ながらナビの案内通りに辿り着けました。
    その2に続きます。

  • 庄内三十三観音めぐり② 第6番札所 白狐山 光星寺

    3月11日「冷岩寺」の後に行ったのが、庄内町の三ヶ沢の白狐山(びゃっこさん)光星寺(こうしょうじ)です。

    車のナビの案内通りで辿り着けます。

    光星寺は懐かしくて楽しみにしていた場所でもあります。
    子供の頃に祖母と訪れた記憶があって、「三ヶ沢」や「白狐山」はよく覚えています。

    たくさんの真っ赤な鳥居が印象的で、誰が撮ってくれたのか祖母との写真や、鳥居の中にいる写真が残っています。

    県道46号線をこの辺りかなぁと意識しながら走っていると、鳥居がありました! 長く続く鳥居。

    ここ? 車は急には止まれない、ナビの案内は続くのでその通りに行きました。

    鳥居を歩くことは出来ないのか気になりますが、上に登って行くと建物が見えてきました。


    庄内町では唯一の神仏習合の寺院で、全国から多くの人が巡礼、参拝に訪れる寺院だそうです。

    車から降りて、見上げるような感じで目に入ってくる赤い色は独特で迫力があります。

    この日の青空と赤がなんとも言えず良かったです。

    建物に入って、「どうぞ自由に電気を点けて下さいね」と左の方へ案内されましたが、慌てて「庄内三十三観音で」と伝えると、2階に案内されました。

    広さにびっくりして、写真を撮っても良いかを聞くのを忘れてしまって、入り口から控えめに撮らせてもらいました。

    (預けていた御朱印帳を受け取る時に、写真を撮らせてもらったこと伝えました。)

    光星寺の御朱印と一緒に、次に向かう「善光寺」の管理もしているということで、善光寺の御朱印もいただきました。

    境内を少し散策してから、道路沿いに見えた鳥居を探しました。

    見えたけどどう行ったらよいのか迷っていたら、近くで作業をしていた方が声を掛けてくださり、無事(方向音痴とビビり)鳥居へ。

    「昔はそこを通って来たけど、今は通らないから〜」ということでした。

    そうですよね・・・車で来て駐車場まで上がりますもんね。

    光星寺に関しては、この長い鳥居が目的になっていたような気がしないでもないので、念願叶って嬉しいというところです。

    御朱印


    庄内三十三観音 第6番 白狐山 光星寺

    曹洞宗 御本尊は釈迦三尊

    開山は恵通善知大和尚、開基は住宝波伝密九師大和尚。

    貞観3(861)年、羽黒山に滞在した住宝波伝密九師大和尚が東北に瑞雲がたなびくのを見て霊地であることを感じ、数日祈り続けると白毛金尾の老狐が現れた。和尚を先導してこの地まで導いたとされている。
    ※僧正は老狐のために堂を※建立した。

    住所:山形県東田川郡庄内町三ヶ沢字中里47
    電話:0234-56-2533
    駐車場:あります

    ※僧正(そうじょう):僧管の一つ、僧網(僧尼を管理する官職)の最上位
    ※建立(こんりゅう):寺院や堂・塔などを建てること

  • 庄内三十三観音めぐり① 第24番札所 萬歳山 冷岩寺 

    庄内札所三十三霊場めぐりを始めました。

    きっかけは、昨年遊佐町の上蕨岡地区(通称上寺)を歩いている時に偶然立ち寄った「龍頭寺」のことを調べた時に、「庄内三十三観音(めぐり)」ということを知って気になっていました。
    御朱印帳を購入し、いざ、天気の良い3月11日に行って来ました。

    札所のめぐり方に決まりはないということで、最初に萬歳山(ばんぜいざん)冷岩寺(れいがんじ)に行って来ました。


    庄内町狩川にありますが、車のナビの案内通りで辿り着けました。
    少し奥まっているので、一度通り過ぎてしまいましたが。

    本堂の入り口は冬季間閉まっているので、庫裡(くり)に声をかけてください、というような張り紙がありました。

    ※「庫裡」? 読めない! どこ?
    少し焦ってしまいましたが、とりあえずお住まいと思われる方へ行ってみました。

    本堂へ案内していただき、まず目に入ってきたのはこちら。

    大黒天様です。
    「日本一の走り大黒」だそうで、出羽七福神八霊場の大黒天霊場だそうです。
    今にも走り出しそうな勢いを感じました。

    手を合わせた後、ご住職の奥様に「三十三観音めぐりで・・・」と伝えたところ奥の方に案内していだきました。


    御朱印をいただきました。
    書き置きで、3.4種類(すみません、焦っていたので覚えていなくて)の御朱印があるということでしたが、今回は三十三観音めぐりをしようと思っていたので、こちらを。

    次のご開帳は、様々な事情でまだ決まっていないそうです。

    勝手がわからずドキドキでしたが、ご住職の奥様が色々なお話をしてくださり、最後に「楽しんでまわってください」という言葉と笑顔に、ほっとしました。

    このあと、庄内町三ヶ沢の「光星寺」、「善光寺」に行きました。

    ※「庫裡」は帰ってから調べました。
    寺院の台所のこと、住職や家族が住むところだそうです。

    庄内三十三観音 第24番 萬歳山 冷岩寺

    曹洞宗 御本尊は十一面観世音菩薩

    文禄年間(1592~1596)に、狩川城主の北楯大学助利長公の祈願所だったと言われている。
    御本尊の十一面観世音菩薩は、昭和25(1950)年に西国札所(兵庫県宝塚市)紫雲山中山寺より分霊したもので、彫刻家森野円象氏が制作した。

    住所:山形県東田川郡庄内町狩川阿古42 
    電話:0234-56-2141
    駐車場:あります

  • 啓翁桜が咲きました

    酒田市は今日も良い天気で、風も暖かく春の陽気です。
    先日、ご近所の方から啓翁桜をいただきました。
    室内で少し咲かせてから届けてくれました。

    寒い冬に咲く「啓翁桜」は山形県が日本一の出荷量で、12月から3月頃まで咲いています。

    真冬の啓翁桜は、ほっとする気持ちと春の待ち遠しさを感じさせてくれます。
    3月の啓翁桜は、春が来たと感じさせてくれる優しい可憐な薄いピンク色に癒されます。

    梅の蕾が気になりはじめたのですが、写真フォルダを確認したら昨年はもう咲いていました。
    春はもう少し先ですね。