カテゴリー: お寺

  • 庄内三十三観音めぐり⑬ 第1番札所 羽黒山 正善院

    庄内三十三観音めぐり⑬ 第1番札所 羽黒山 正善院

    5月14日、金剛樹院から羽黒山(はぐろさん)正善院(しょうぜんいん)に行きました。
    金剛樹院から近く、わかりやすかったです。

    車を降りると広さを感じました。
    道路沿いの駐車場でしたが、正善院の前の道路は広くなっていました。

    車を停めた側に「黄金堂(こがねどう)」がありました。

    お堂に近づくと張り紙がありました。
    読んでみたもののどうしたらいいのか戸惑ってしまったので、聞いてみるのが一番と思い、書いてあった電話番号にかけてみました。

    中に入ってお参りが出来るということだったので、安心してスリッパを履き、扉を開けようと思ったら鍵が掛かっていました。
    ・・・よく見ていなかった、どうしよう、また電話というよりは道路を挟んで向かい側の正善院へ行ってみました(道路の拡幅によって分断されたそうです)。

    ご住職が出て来られて、お参りには2つの方法があると聞きました。
    この方法はうち(正善院)だけですと仰っていました。

    私の解釈が間違っているかもしれないので、説明出来ないのですが、今回私はお堂の前で手を合わせてきました。
    お堂の中にも入ることが出来るということなので、中に入ってお参りしたい方は事前にその旨を伝えてから行くと確実だと思います。

    首番の荒澤寺の御朱印もいただきました。

    庄内三十三観音 第2番 羽黒山 正善院

    羽黒山 修験本宗 御本尊は聖観世音菩薩

    奈良時代の養老6(722)年に開基、第3代の天台座主となった慈覚大師・円仁によって開山。
    かつて羽黒山十大伽藍の一つで手向山中禅寺の本坊として300の寺を束ねる寺院であった。

    黄金堂は源頼朝が平泉の藤原氏を討つにあたり、勝利祈願のために寄進したもの。
    国指定の重要文化財に指定され、文化庁の日本遺産としても登録されている。

    等身大の三十三体の聖観世音菩薩像が黄金色に映えることが黄金堂の名の由来とされる。

    住所:鶴岡市羽黒町手向字手向232
    電話:0235-62-2380
    駐車場:あります

  • 庄内三十三観音めぐり⑫ 第2番札所 羽黒山 金剛樹院

    庄内三十三観音めぐり⑫ 第2番札所 羽黒山 金剛樹院

    5月14日、鶴岡市羽黒町にある羽黒山(はぐろさん)金剛樹院(こんごうじゅいん)(正式名称:来迎山 千勝寺 金剛樹院)に行って来ました。

    金剛樹院のあと、1番札所正善院と首番の荒澤寺をめぐりました。
    とても良い天気で、この日に行くことが出来て本当に良かったです。

    当初、札所をめぐるのにルールはないということですが、そうは言っても何もわからないので、庄内札所会の事務局の2番金剛樹院から羽黒(1番正善院、首番荒澤寺)をめぐる予定でした。

    いざ行こうと思った時に、前に見たサイトに冬季はお休みのところがあるようなことが書かれていたことを思い出し、あれ? 羽黒って山の方? と気が付き、3月ならまだ雪があるだろうし、山の上の方なのかもわからず(地図を見ようともしない)、一気にハードルが上がりました。
    それで、気になっていながら行けずにいた羽黒に、やっと行くことが出来ました。

    ナビの案内通りで着きました。
    目的地周辺で、ここで良いのかという細い道。
    学習しているとはいえ様子見で通り過ぎてみたりしましたが、やっぱりそこなんですよね。

    車を駐車場に停めて歩いて行くと境内でご住職に会いました。
    御朱印帳を預かっていただき、観音堂へ。
    「ここから上がって行ってください」と言われ、本堂を正面に、左手に進んで行きました。

    石段があって、見上げる雰囲気も、右手に見える庭園にも感動しました。
    新緑の良い季節です、緑がとてもきれいでした。

    伽羅の木。

    ご住職も今が一番いい季節ですよ、とおっしゃっていました。

    「防犯カメラ作動しています」にドキドキソワソワしてしまいます。
    今回も厨子の扉は開いていなかったので、観音様にはお会い出来ませんでした。

    帰って来てから調べたら、天井絵が80枚あって江戸時代の油絵が一枚あるそうです。
    天井までは見ていなかったので残念。

    御朱印帳(31番注連寺の御朱印も)を受け取った時に、「巡礼案内図」をいただき色々と教えていただきました。

    明るく話しやすいご住職でした。
    これから正善院と荒澤寺に行くことを伝えると、「楽しんでください」と。
    ナビが付いているとはいえ不安で、道がわかりやすいか聞いてみました。
    この時も丁寧に教えてくださり、本当に聞いていて良かったと(荒澤寺に着いた時に)思いました。

    庄内三十三観音 第2番 羽黒山 金剛樹院

    天台宗 御本尊は聖観世音菩薩

    羽黒山内八大寺院の一つとして、蜂子皇子が開基したとされる。
    天台宗の寺院で来迎山(らいげいざん)千勝寺(せんしょうじ)の首坊。
    観音堂は文政13(1830)年、羽黒山別当であった山海僧正が建立。

    庭園は金剛樹院を中興した天宥別当が造園、その庭園にある金剛清水は巡礼者の喉を潤す水として知られている。
    最上義光のお局であった妙円禅尼が住んでいたという裏山には、大昔の居住跡と思われる「羽黒山百穴」がある。

    住所:鶴岡市羽黒町手向字手向285
    電話:0235-62-2564
    駐車場:あります

  • 庄内三十三観音めぐり⑪ 第22番札所 清流山 洞泉寺

    庄内三十三観音めぐり⑪ 第22番札所 清流山 洞泉寺

    5月1日、三川町猪子にある清流山(せいりゅうざん)洞泉寺(とうせんじ)に行って来ました。

    庄内町から三川町に向かう道のりは、水が入った田んぼが広がり、きらきらと光ってとてもきれいでした。
    癒されながら走り、橋を越え、ナビが案内をする方向(斜め右方向)は明らかに土手に続く(赤川沿い)。
    さすがにそっちではないと思い、とりあえず道なり(左手)に進みました。

    ありました、洞泉寺。

    ここに車を停めて良いのか迷いましたが、停めて降りて見た生垣の隙間から駐車場のような白線が・・・、あっちかも。
    車を移動しようかと思いましたが、冒険(大げさ)は出来ない、車はそのままに、山門をくぐり、立ち止まりました。

    どうしようか案内板を見つめていると「ご苦労様です」と声がかかって振り返ると、車から降りて来た(広い駐車場でした)ご住職でした。
    ここで御朱印帳を預かっていただき、観音堂へ。

    庫裡へ。
    ご住職がとても明るい方で、会話が楽しかったです。

    本堂前のピンクのお花はカイドウだと教えていただきました。
    今年の冬に枝が一本折れてしまったそうです。
    もう少し早いと良かったんだけど、ということでしたが、山門に向かって立った時に十分良い感じにカイドウに迎えてもらいました。

    庄内三十三観音 第22番 清流山 洞泉寺

    曹洞宗 御本尊は観世音菩薩

    正保4(1647)年に正法寺(鶴岡市大山)の第14世諦翁運察大和尚が開山。
    観音堂はこれより遥かに古く大同2(807)年、弘法大師が千手観世音菩薩を安置したのが開創と伝えられている。

    弘法大師が東北巡錫の際に、赤川に梵字が流れるのを見て、湯殿山からみて戌子の方向に当たるこの地を光明の地として霊場を定めた。

    住所:三川町猪子甲85
    電話:0235-66-2023
    駐車場:あります

  • 庄内三十三観音めぐり⑩ 第14番札所 梅枝山 乗慶寺

    庄内三十三観音めぐり⑩ 第14番札所 梅枝山 乗慶寺

    5月1日、庄内町余目にある梅枝山(ばいしざん)乗慶寺(じょうけいじ)に行って来ました。

    お天気の良いこの日、どこのお寺さんに行こうか迷っていましたが、乗慶寺と三川町の洞泉寺に行って来ました。

    いつもは事前に調べて行くことはまずないのですが、乗慶寺の説明に「境内は老木大樹が生い茂り」と書いてあり、その瞬間決めました。
    こんな天気の良い日はその木々に囲まれたい! と。

    勝手に森の様なところに入って行くイメージをしていましたが、あっさり着きました。

    酒田市方面から県道44号線(旧国道47号線)を通って、スーパーやホームセンターが並ぶ通りに入る手前で曲がり、なんとここかと、予想外で驚きました。

    着いたところは建物の裏側で広く、戸惑う方向音痴。
    44号線沿いのお店の看板が見え、「大樹が生い茂る」とは違う様な・・・、勘違いしたかなぁと思いながら建物の間を進んだ先は、別世界とは大袈裟かもしれませんが、大樹があり、看板などは目に入らず、高い木で囲まれた空間でした。

    こちらから入って来ました。

    本堂

    私が進んで行った左手に、佐藤幸徳中将追慕の碑の案内板があり、進んだ先にもあって、わかりやすく行くことが出来ました。

    鐘楼

    長い廊下を案内して頂き、位牌堂にいらっしゃいました。

    平日でしたが大型連休中ということもあってか、乗慶寺と洞泉寺で「どちらから(いらしたん)ですか」と聞かれました。

    「楽しんでください」と言っていただきました。

    庄内三十三観音 第14番 梅枝山 乗慶寺

    曹洞宗 御本尊は如意輪観世音菩薩

    余目城主の安保太郎形助氏の菩提寺として、南北朝時代に大初継覚によって開山された。
    境内には老木大樹が生い茂り、お堂や、歴史的な碑が点在している。
    間口13間(24m)、奥行9間半(17m)の大本堂。
    五棟の位牌堂(地蔵・観音・薬師・文殊などのご本尊)。
    身の丈25㎝の木彫地蔵仏が千体鎮座する西序殿。

    インパール作戦にて、撤退の決断で一万数千人の部下の命を救った佐藤幸徳中将の追慕の碑がある。
    庄内町の文化財に指定された三間四方の釈迦大涅槃像をはじめ、応永23(1416)年の梅山聞本の筆蹟一幅がある。

    住所:庄内町余目字舘27
    電話:0234-42-3410
    駐車場:あります

  • 庄内三十三観音めぐり⑨ 第18番札所 生石山 延命寺

    庄内三十三観音めぐり⑨ 第18番札所 生石山 延命寺

    4月14日、酒田市生石にある生石山(おいしざん)延命寺(えんめいじ)に行って来ました。

    正直なところ、延命寺は三十三観音めぐりの最後の方に行こうと思っていました。
    生石は方向音痴の私にはハードルが高いと思っていたからです。
    それでも3月に行った「松葉寺」の御朱印は延命寺で頂けるということで、早めに行くことにしました。

    生石には国道345号線を通った時に、下見のつもりで寄ってみたことがありました。
    案の定迷ってあちこち走っていたら、ナビの案内が最初と違う方へ。
    こっちなのかと思って行ったところは、入って行くには怖い、本当にこの先に延命寺があるのかという道で足がすくみました。
    ちょっと下見のつもりが、とてもドキドキしました。

    思った入り口とは違いましたが、延命寺に続く坂道が大変だという話を聞き、そんなこんなで「えいっ!」っていう気持ちで行ってみました。

    2度目はナビ通りにゆっくり、よく見ながら進めば気が付けました。

    右手に坂道があり、鳥居の奥に続きます。

    車を置いて歩いて行っても良いかもと聞いたので、東平田さくら公園に車を停めて歩いて行きました。
    車種によっては登れない(怖さを感じる方もいる)かもしれないようなので、歩いて行くのも良いかと思います。

    坂道を登ったら視界が広がりました。

    駐車場もあります。

    山門は今移動しているそうです。

    鳥居の先は生石神社があります。

    本堂です。

    本堂の正面に観音堂があります。

    今回は電話してから行きました。

    ご住職はいらっしゃらないということでしたので、ご住職のお母様に書き置きの御朱印(松葉寺の御朱印も)を頂きました。

    色々なものを見せてくださり、お話もたくさんしていただきました。

    本堂の不動明王さま、観音堂の聖観世菩薩さまの写真を撮らせて頂きましたが、あまり写真を公開していないということでしたので、掲載は控えます。

    観音堂には、大仏様のような、存在感のある観音様がいらっしゃいました。
    こちらでも丁寧な説明をしていただきました。

    延命寺には多くの板碑もあります。


    延命寺周辺の板碑35基は「生石板碑群」として山形県の有形文化財に指定されています。

    最後に「また季節の良い時に来てください」と声を掛けていただきました。
    これからの季節、新緑も、紅葉も良さそうですね。

    帰りに、坂道を撮ってみました。

    ちょっとドキドキしながら来ましたが、たくさんお話を聞け、曇り空から青空が広がって、勝手に達成感を得た気になりました。

    庄内三十三観音 第18番 生石山 延命寺

    真言宗 智山派 御本尊は聖観世音菩薩

    創建年は不明、開基は弘法大師空海とされる。
    最盛期には18の末寺、3000あまりの宿坊があったともいわれ、修験道場として羽黒山を凌ぐ勢いだったという。
    御本尊の聖観世音菩薩は、楠材一本造りの等身大、平安時代の作。
    国宝級といわれ、すばらしいもの。

    住所:酒田市生石大森山164
    電話:0234-94-2361
    駐車場:あります

  • 庄内三十三観音めぐり⑧ 第17番札所 薬王山 東光寺

    庄内三十三観音めぐり⑧ 第17番札所 薬王山 東光寺

    4月9日、酒田市飛鳥にある薬王山(やくおうざん)東光寺(とうこうじ)に行ってきました。

    車のナビの案内通りで辿り着けました。
    最後は細い道を右折だったので少し躊躇しましたが、これまでの経験上、通れるなら通ってみる方が良いので、進んで行くと広い駐車場がありました。

    山門の正面に本堂、左手に赤いのぼりがはためき観音堂がありました。

    近年建設された観音堂には、7メートルもある十一面観音立像があります。


    最初気が付かず、見えた時にはびっくりしてしまいました。
    下から見上げるので、迫力があります。

    2階の窓から観音様が見える様になっているそうです。
    素晴らしいですね。

    庄内三十三観音 第17番 薬王山 東光寺

    曹洞宗 御本尊は十一面観世音菩薩

    弘安2(1279)年、真言宗の慈念徳法阿闍梨によって創建された。
    天正年間(1573〜1592)、宗俊が曹洞宗に改宗し再興。

    御本尊は庄内三大霊仏(羽黒・高寺とともに)の一つとされる十一面観世音菩薩。
    養老2年、酒田の港で光を放っていた浮木から九尊を御刻され、本木三尊を高寺照光寺に、中木三尊を東光寺に、末木三尊を羽黒山にそれぞれ安置した。

    住所:酒田市飛鳥大道端104
    電話:0234-52-3366
    駐車場:あります

  • 三ヶ沢の乳イチョウ(みかざわのちちいちょう)県指定文化財(天然記念物)

    三ヶ沢の乳イチョウ(みかざわのちちいちょう)県指定文化財(天然記念物)

    先週、庄内町三ヶ沢にある「霊輝院(れいきいん)」にイチョウの木を見に行って来ました。

    私が三十三観音めぐりをしているという話から、「そういえば庄内町のお寺に天然記念物のイチョウの木があるよ」と教えてくれた方がいて、枝が垂れ下がっていて、乳イチョウと呼ばれているということでした。
    三ヶ沢は先月行ったばかりだし、気になるし、どんな所か調べずに住所だけナビにセットして行って来ました。

    光星寺の鳥居や看板が見えました。
    車で走りながら光星寺の方を見ると、建物に沿ってたくさんの桜が咲いていてきれいでした。

    夕方だったので、霊輝院で作業をしていた方々が帰るところでした。
    そのあとは一人、静かで風が気持ちよかったです。

    想像が出来なかったので、古木な感じと、こんなにも大きな枝が垂れ下がっていることに驚きました。

    イチョウは成長が早く、環境の変化にも強いことから、街路樹や公園樹として植えられています、園芸植物としての歴史も古く室町時代には栽培されていたという記録もあるそうです。

    花言葉は「長寿」「荘厳」「鎮魂」で、イチョウが大きく育ち長生きするということ、巨木の貫禄、畏怖の念から多くの寺院や神社の境内に植えられたことからと考えられています。

    お寺や神社に大きなイチョウの木があることを思い出しました。

    霊輝院のイチョウは樹齢が350年以上と推定されているそうです。
    山形県の天然記念物に昭和27(1952)年4月1日に指定されました。

    こちらに書いてあることは

     雄株のイチョウで、50センチほど根上がりになっている。根幹の境の部分がややせばまっているが、根周り六・五メートル、その上一・三メートルの最も太いところが幹囲七・四メートルである。地上二メートルのところで二幹に分かれ、東北側のものが主幹となって高さ二七メートルに達する。樹齢350年以上と推定されるが、明らかではない。
     雄株ではあるが、大小多数の乳柱は下垂し、大きなものは地に接している。古くから乳の出を願う人々の信仰をあつめている。 乳柱は乳状に突起したもので担根体といい、その構造は根と違って軟らかい細胞からできており、多くのでんぷん質を蓄えている。乳白色状の乳と同じような樹液が流出する。

    イチョウは寿命が長い(数百年とも数千年ともいわれる)ことや、老木になると古い枝からつららのような枝が伸びてくること、その特徴から母乳の出を願う信仰の木とされるなど、色々と知ることが出来ました。

  • 庄内三十三観音めぐり⑦ 第16番札所 松河山 海禅寺

    庄内三十三観音めぐり⑦ 第16番札所 松河山 海禅寺

    3月30日のブログ「遊佐町を満喫その2」の最後にも触れましたが、鳥海山大物忌神社のあと3月29日に、松河山(しょうかざん)海禅寺(かいぜんじ)に行って来ました。

    鳥海山大物忌神社でナビをセットしてみると近く、0.2㎞でした。ナビの案内で行けますが、坂道と海禅寺に入る時が少し大変かもしれません。
    坂道を下から見るとちょっと勇気が入りますが、大丈夫でした。

    3月上旬に目指した時は、ナビの案内が海岸沿いだったので、大物忌神社をセットして近くまで来てから海禅寺を目指す方が良いかもしれません。

    海岸沿いは、酒田市方面から来て「道の駅鳥海ふらっと」を過ぎて最初の信号を左折すると「鳥海温泉遊楽里」があります。
    通り過ぎて進んで行くと海岸沿いの道を走ることになります。
    正直私は怖くて、対向車線は走ったことがありましたがこの時も怖かったです。
    最初に来た時は、ナビにこの途中で目的地周辺ですと言われました。

    海を近く感じて走りたい方はこちらの道、国道345号線はおすすめです。
    その先に十六羅漢岩と釜磯海岸(鳥海山の伏流水が湧いています)があります。

    十六羅漢は海禅寺の21代寛海和尚の発願で地元の石工と共に彫ったものです。
    日本海の荒波で命を失った漁師諸霊の供養と海上の安全を願い造佛、全部で22体の仏像があります。

    十六羅漢には海沿いから鳥海ブルーライン吹浦口側(看板があります)へ入って、右手にある「サンセット十六羅漢」に車を停めて歩いて行きます。
    近くで見たことはありますが、最初は海禅寺のあとに行こうと思っていました、またの機会に。

    息を呑む美しさでした。

    吐息を吐き、もう一枚撮らせていただきました。

    海禅寺の方に「道、わかりましたか」と聞かれました。
    迷う方もいますよね。

    見送っていただいた時に、こちらもかわいらしくて撮らせていただきました。

    庄内三十三観音 第16番 松河山 海禅寺

    曹洞宗 御本尊は十一面千手観世音菩薩

    創建は慶長17(1612)年、同じ遊佐町にある永泉寺(ようせんじ)17世の正禅海安大和尚によって開かれた。

    永泉寺は鳥海山山岳信仰の拠点でもあったことから、海禅寺もその影響を受けている。

    御本尊の十一面千手観世音菩薩は、ひめ小松の一本造りで高さ4.8メートルと庄内一の大きさを誇り、その胎内には酒田市の加藤安太郎氏寄贈の文殊菩薩が納められている。

    住所:飽海郡遊佐町吹浦横町54
    電話:0234-77-2101
    駐車場:あります

  • 庄内三十三観音めぐり⑥ 第21番札所 鳥海山 松葉寺

    庄内三十三観音めぐり⑥ 第21番札所 鳥海山 松葉寺

    3月29日のブログ「遊佐町を満喫その1」でも経緯を書きましたが、この日、思いがけず松葉寺に行くことが出来ました。

    遊佐町吹浦にある鳥海山(ちょうかいざん)松葉寺(しょうようじ)は海の見える高台にありました。
    ナビが最初に案内した集落への入り口は狭い道で、車通りの多い国道7号線からは入りにくいうえ、通れるかもわからないので、大きな看板(女鹿)がある(酒田市方面から来た場合)右手に登って行くようなところから入って行くと良いです。

    あとはナビの案内通りに、右手を意識しながら行くと辿り着けます。
    駐車場はなかったので少し離れたところに車を停めました。
    もしかしたら、近くのお宅の敷地なのかもしれないと思い、この日は同行者がいたので、車に居てもらい、小走りで松葉寺へ。

    視線の先に海が見え、雲が多かったですがとてもきれいでした。ゆっくり見ていたいところですが、そうもいかず。

    仁王様がいらっしゃいました。

    囲いがされていたからか、本堂の写真は撮っていませんでした。

    境内からの眺めをゆっくり楽しみたかったです。

    庄内三十三観音 第21番 鳥海山 松葉寺

    真言宗智山派 御本尊は如意輪観世音菩薩

    創建は万寿年間(1024〜1028)で乃善和尚によって開山されたと伝えられている。
    幕末から明治にかけての戊辰戦争では官軍だった久保田藩と、奥羽越列藩同盟側に属した庄内藩との兵火で多くの寺宝や記録などが消失した。

    明治の神仏分離が行われるまでは鳥海山大物忌神社神宮寺の学頭。
    神仏分離令によって神宮寺も廃寺となったため、大物忌神社の本地仏の薬師如来像と摂社月山神社の本地仏阿弥陀如来像、末社雷風神社の本地仏千手観音像、三崎神社(太子堂)の慈覚大師尊像が当寺に移された。

    薬師如来座像と阿弥陀如来座像は遊佐町指定文化財に指定されている。

    住所:飽海郡遊佐町吹浦丸岡148
    電話:0234-94-2361(第18番延命寺の番号です、御朱印もこちら)
    駐車場:ありません

  • 庄内三十三観音めぐり⑤ 第20番札所 春王山 光国寺

    庄内三十三観音めぐり⑤ 第20番札所 春王山 光国寺

    3月13日、「持地院」の後に行ったのが、同じく酒田市日吉町の春王山(しゅんのうざん)光国寺(こうこくじ)です。

    光国寺の場所は知ってしまえばわかりやすいと言えると思いますが、ナビの案内(周辺ですと言う)と地図で見る位置関係がまったく読み取れず大変でした・・・。

    最初にナビに案内された場所には見当たらず、頼れるものはナビしかなく走り回り、途中「あっ、お寺さんかも! 着いた〜」と思って見たら持地院でした。


    迷いながら走っていると、最初の案内からここ? という通りで見つけました。

    こことは県道353号線(国道7号線から酒田市役所に向かって市役所を左手に見ながら真っ直ぐ進んで、突き当たりを右に行った通り)です。
    通りから細長い参道、その先に本堂が見えます。
    奥まっているので気付きにくく、車で入って良いのかわからないし、車幅が気になる、左折は直角過ぎる、入るなら右折だ、などなど。

    もうわからないので、光国寺に電話をしました。
    今居る場所を伝え(353号線からも入れるということでしたけど)、目印を教えてもらいました。
    「お待ちしています」の優しい口調にほっとして、向かってみますと元気よく言ってはみたものの、そこから20分かかりました。


    わかっていなければ通らない路地の先にありました。
    入って行くには少し勇気が要りました。

    これから行かれる予定の方は、光国寺には思い切って353号線から入ってくださいね。
    通れます、その先(左奥)に駐車出来ます。
    路地から入って来たとしても、そのまま奥まで(本堂の前を)進んで車を停めてくださいね。
    353号線で光国寺を左手に見たら、右手には酒田寿町郵便局があります、迷っている時に入らせてもらいました。
    こちらの駐車場から出る時に目の前に真っ直ぐ見えます、ここから行けたら簡単だよなぁ、と思いました。
    行けたんですよね。

    動揺していたのか、安心していたのか、御朱印代の支払いを忘れるところでした。
    気をつけないと。

    次に向かった「観音寺」も迷いに迷いました。
    3ヶ所まわる予定が2ヶ所になった理由です。

    庄内三十三観音 第20番 春王山 光国寺

    真言宗醍醐派 御本尊は聖観世菩薩

    永正年間(1504〜1521)に出羽亀ヶ崎城の西方に知慶法師が開創。

    御本尊の聖観世菩薩は春日神工の作。

    かつては羽黒修験の酒田・飽海地区の拠点となった寺院。
    現在の建物は大正時代に再建されたもの。
    本堂の屋根の剣かたばみの紋は、亀ヶ崎城主の紋でもともと亀ヶ崎城の中にあった寺が第20番札所であったことに由来している。

    住所:酒田市日吉町1-3-8
    電話:0234-22-1653
    駐車場:あります