湯田川の乳イチョウ

昨日、鶴岡市の湯田川温泉街にある「湯田川の乳イチョウ」を見て来ました。

目的は庄内三十三観音めぐり⑳で、第26番札所の長福寺を目指していました。
湯田川といえば孟宗(もうそう:タケノコ)料理が名物でとても人気ですね。
梅林公園の「梅まつり」も気になっていましたが、湯田川には初めて訪れました。

車から鳥居が見えて、先が見えない、雰囲気があって入って行ってみたい気がしました。
この時点では寄らずに帰るつもりでいましたが、長福寺で見送っていただいた時に「お隣は神社ですか」と聞いていました。

ここから行けること(長福寺は少し高いところにありました)、ここからも行けるけど下まで行ってもらうと「たそがれ清兵衛(映画)」のロケの時に撮った写真があること、湯田川の乳イチョウがあることも教えていただきました。

三ヶ沢の乳イチョウを見に行った私としては「行くしかない」と心を決めました。

ちょっとドキドキだったのですが、こんなにかわいいコにそう言われてしまえば、和みました。
「この先にも僕はいるよ!」というメッセージもあって、その通り何度か目にしました。

心のなかで「はい」と言っていました。

湯田川温泉の守り神「由豆佐売神社(ゆずさめ神社)」は、出湯と水の神様として祀られています。
白雉元(650)年の創建といわれています。
その石段の参道に県指定文化財(天然記念物)の「乳イチョウ」が立っています。

傾斜地にあるので、どこから見ればいいのか、体を傾けながら、気をつけながらよく見て来ました。
幹囲は7.3メートル、高さはおよそ37メートルだそうです。
全体像が見えなかったです。

見ていて気持ちが良かったです。

葉が黄緑色に見えて、若葉の頃のように感じました。

ずっと見ていたいような気持ちでしたし、参道にある看板や、苔など、ゆっくりと見て歩きました。
最初のドキドキはどこへ? 優しい気持ちになれる気持ちの良い神社でした。