庄内三十三観音めぐり⑳ 第26番札所 大日山 長福寺

10月9日、鶴岡市湯田川の大日山(だいにちざん)長福寺(ちょうふくじ)に行って来ました。

湯田川といえば温泉や孟宗、梅林公園の梅まつりなど、行ってみたいと思うことは何度かありましたが、訪れたことは一度もありませんでした。

庄内地方に住んでいながら、なぜか湯田川は遠いと思い込んでいました。
自分で運転をする時は、目的地までのことしか頭にはないし、誰かが運転する車に乗った時はどこを走っているかなんて意識していない・・・。

三十三観音めぐりをしていて、湯田川が思っていたよりも近いことに気が付きました。
こんな機会がなかったら、ひとりで訪れることはなかったと感慨深いです。

そんなことを感じながらの、のどかなドライブでした。
ナビ通りに迷うことなく進めて、温泉街に続く一本道から見える風景に癒されました。

温泉街の入り口に着きました(こちらの写真は帰る時に撮りました)。

そういえば向かい側のガソリンスタンドに「お気を付けてお帰りください」というような看板がありました(うろ覚え・・・)。
いいなぁ〜と気持ちがほっこりしました。

温泉街の細い道をおそるおそる通って、長福寺を見つけました。

ご住職の奥様でしょうか、車を降りた時に会え、案内をしていただきました。

「頭の飾りで顔が見えないけど、十一の顔があるんですよ」と教えていただきました。

気になったお隣の神社についてのブログはこちらから
長福寺は、神仏習合時代に由豆佐売(ゆずさめ)神社の別当寺(神社を管理するために置かれた寺のこと)だったそうです。

庄内三十三観音 第26番 大日山 長福寺

真言宗 豊山派 御本尊は十一面観世音菩薩

創建は大同2(807)年とされるが、奈良時代に行基菩薩が開基ともいわれる。
慶長17(1612)年、山形藩主最上義光から寺領を賜り、その後庄内藩主が酒井忠勝に代わってもそのまま存続した。

貞享年間(1684〜1688)に真言宗豊山派の長谷寺(奈良県桜井市)の末寺となって県下唯一の直末寺院だった。

御本尊の十一面観世音菩薩は聖徳太子作とされ秘仏である。

住所:鶴岡市湯田川乙35
電話:0235-35-2226
駐車場:あります