5月14日、鶴岡市羽黒町にある羽黒山(はぐろさん)金剛樹院(こんごうじゅいん)(正式名称:来迎山 千勝寺 金剛樹院)に行って来ました。
金剛樹院のあと、1番札所正善院と首番の荒澤寺をめぐりました。
とても良い天気で、この日に行くことが出来て本当に良かったです。

当初、札所をめぐるのにルールはないということですが、そうは言っても何もわからないので、庄内札所会の事務局の2番金剛樹院から羽黒(1番正善院、首番荒澤寺)をめぐる予定でした。
いざ行こうと思った時に、前に見たサイトに冬季はお休みのところがあるようなことが書かれていたことを思い出し、あれ? 羽黒って山の方? と気が付き、3月ならまだ雪があるだろうし、山の上の方なのかもわからず(地図を見ようともしない)、一気にハードルが上がりました。
それで、気になっていながら行けずにいた羽黒に、やっと行くことが出来ました。
ナビの案内通りで着きました。
目的地周辺で、ここで良いのかという細い道。
学習しているとはいえ様子見で通り過ぎてみたりしましたが、やっぱりそこなんですよね。
車を駐車場に停めて歩いて行くと境内でご住職に会いました。
御朱印帳を預かっていただき、観音堂へ。
「ここから上がって行ってください」と言われ、本堂を正面に、左手に進んで行きました。


石段があって、見上げる雰囲気も、右手に見える庭園にも感動しました。
新緑の良い季節です、緑がとてもきれいでした。
伽羅の木。

ご住職も今が一番いい季節ですよ、とおっしゃっていました。



「防犯カメラ作動しています」にドキドキソワソワしてしまいます。
今回も厨子の扉は開いていなかったので、観音様にはお会い出来ませんでした。
帰って来てから調べたら、天井絵が80枚あって江戸時代の油絵が一枚あるそうです。
天井までは見ていなかったので残念。


御朱印帳(31番注連寺の御朱印も)を受け取った時に、「巡礼案内図」をいただき色々と教えていただきました。


明るく話しやすいご住職でした。
これから正善院と荒澤寺に行くことを伝えると、「楽しんでください」と。
ナビが付いているとはいえ不安で、道がわかりやすいか聞いてみました。
この時も丁寧に教えてくださり、本当に聞いていて良かったと(荒澤寺に着いた時に)思いました。
庄内三十三観音 第2番 羽黒山 金剛樹院
天台宗 御本尊は聖観世音菩薩
羽黒山内八大寺院の一つとして、蜂子皇子が開基したとされる。
天台宗の寺院で来迎山(らいげいざん)千勝寺(せんしょうじ)の首坊。
観音堂は文政13(1830)年、羽黒山別当であった山海僧正が建立。
庭園は金剛樹院を中興した天宥別当が造園、その庭園にある金剛清水は巡礼者の喉を潤す水として知られている。
最上義光のお局であった妙円禅尼が住んでいたという裏山には、大昔の居住跡と思われる「羽黒山百穴」がある。
住所:鶴岡市羽黒町手向字手向285
電話:0235-62-2564
駐車場:あります