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  • 由良海岸の赤い橋、白山島(はくさんじま)へ

    由良海岸の赤い橋を目指して、鶴岡市由良に行ってきました。

    少し前に知人から、県外から遊びに来た友人を「東北の江ノ島」と呼ばれる「白山島」へ案内したら、ものすごく感動していたという話を聞きました。
    私は一度行ったことはあるのですが、記憶があまり無くて・・・、ということで行ってきました。

    赤い橋と島の映像はよく目にし、「赤い橋」で話が通じるので、恥ずかしながら今回はっきりと「白山島」、「白山神社」と認識しました。

    6月28日に行ってきました。
    湯浜温泉街を通って海沿いを車で走りましたが、土曜日ということもあってか由良まで走りながら見る駐車場はほぼ車で埋まっていました。

    海開きはしていませんが、今年の庄内海岸の海水浴場の水質調査結果は、水浴に適した水質ということです。

    加茂水族館の臨時駐車場も車がいっぱいでした。
    加茂では庄内三十三観音の第25番札所龍宮寺にも行ってきたので、庄内三十三観音めぐり⑯で紹介したいと思います。

    白い由良のモニュメント、実物を見ることが出来ました。

    海まで近づくと、少し暑い日でしたが海風が爽やかで気持ちが良かったです。

    白山島の説明がありました。
     由良海岸の象徴である白山島は、約3,000万年前の火山活動によって形成されたといわれる玄武岩(げんぶがん)です。高さ72m、周囲約2kmで、由良海岸の砂浜から島まで約180mの赤い橋が架けられています。島を一周する、約730mの「白山島遊歩道」や「由良海洋釣り堀」も整備されています。さらに、270段の石段を上った島の頂上には「白山神社本殿(はくさんじんじゃほんでん)」があり、毎年4月29日には安全と豊漁を祈願する例大祭が催されています。

    橋の上は気持ちが良かったです。
    鳥海山の山頂は雲に隠れて、時折見え隠れ。
    海の底も見え、かもめも近くに、まだ夏の海の色ではなかったですが、水面がキラキラしてとてもきれいでした。

    白山神社の説明もあったので。
     白山神社は、大同元年(806)、加賀国の一ノ宮白山比咩大権現(いちのみやしらやまひめだいごんげん)(石川県白山市)より勧請された神社で、祭神として菊理媛命(くくりひめのみこと)、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)の三柱が祀られています。産業、航海、船人の守護神として地域住民から大変崇敬されており、毎年4月29日に行われる安全と豊漁を祈願する例大祭は、氏子衆が神輿を担いで由良港の豊漁を祈願し、春の海を渡って白山島まで向かう壮大な祭りです。境内地は、白山島の周辺磯部を除く全島6000坪の広さで、明応三年(1494)に本殿が建立されました。

    この石段は息が切れそうだったので登りませんでした。
    頂上には白山神社があって、そこからの日本海の眺望は絶景だそうです。

    これから夏の青い空、青い海、日本海に沈む夕日など、良い場所ですね。

    シロツメクサもたくさん咲いていました。
    草の匂いもいっぱいで、冠や首飾りを作った子供の頃を思い出しました。

  • いか釣り船団出航式2025.6.14 酒田港本港 袖岡ふ頭

    6月14日(土)、酒田港本港袖岡ふ頭で、いか釣り船団出航式が2年ぶりに開催され、今年は3隻(第86若潮丸、第23輪島丸、第28寶来丸)の中型いか釣り漁船が参加しました。

    スルメイカ漁を取り巻く環境は厳しく、記録的な不漁が続いています。
    昨年の山形県のスルメイカの水揚げ量は131トンと、ピーク時の1割弱です。
    10隻以上のいか釣り船団が次々と出航していた頃は迫力があったそうです。

    太鼓道場風の会のみなさんはこの後向きを変え、岸壁を離れ、港内を回って日本海に向かう船が見えなくなるまで演奏を続けて見送っていました。

    石川県や北海道の沖合でスルメイカの群れを追って、寄港しながら年末頃まで漁を続ける予定です。

    酒田港で水揚げされる冷凍いかは、山形船団が釣ったイカを船内で急速冷凍しています。
    とても鮮度が良く、刺身や加工品に使われています。
    酒田市は「いかのまち酒田」をPRしています。
    「酒田船凍いか」を使用した商品もたくさんあります。

    雨の中の出航でした。
    航海の安全と大漁を願って手を振りました。

  • 松山城大手門のスイレン

    県指定文化財の松山城大手門(名称:多聞楼)のお堀に咲くスイレンを見に行って来ました。
    酒田市の松山歴史公園内にあります。

    5月下旬から6月下旬頃までが見頃だそうです。
    毎年咲き始めると季節の風物詩として紹介されるので、その時見に行きたいと思うのですが、タイミングが合わなかったり忘れてしまったり。
    今年は天気の良い日に行くことが出来ました。

    公園はとてもきれいで、青空と緑が眩しかったです。
    ヤマボウシの白もきれいでした。

    松山城大手門は寛政2(1790)年落雷のため焼失し、その2年後の寛政4(1792)年に酒田の本間家の寄進により再建されました。
    総欅の建築、白壁の格間、瓦は二重構造の県内唯一の城郭建築。

    暑い日でしたが、水面に浮かぶスイレンを見ていると心地よい時間を過ごせました。

    赤い色のスイレンが終わる頃に白いスイレンが咲き始めるそうです。

  • 酒田駅前のシンボル、ガス灯

    久しぶりに酒田駅へ(迎えに)。

    電車の到着まで少し時間があったので、車を降りてガス灯の撮影へ。

    昨年の1月、酒田駅前広場・駐輪場整備工事完成記念式典が開催されました。
    駅前の新たなシンボルとして設置されたガス灯は、酒田天然ガスさんが寄贈したものです。

    ガス灯ならではの明るく温かみのある光が、皆さまを癒す存在になってほしいという願いが込められています。

    初めて近くに寄ってみました。
    人がいない暗い駅前にぽつんと立っていて、私もぽつんと、なんとなく落ち着かない気持ちでしたが、オレンジ色の光は温かく、気持ちを穏やかにしてくれるようでした。

    こちらに書いてあることは
    ガス燈は、明治初期 横浜の馬車道に街灯として日本で始めて設置されました。
    ガス燈を見た人々はその明るさに驚き、「文明開化」のひとつの象徴ともなっていました。
    以降、電灯が主流になる昭和初期まで、街を明るく照らしていました。
    現在は各地の景勝地に設置され、優しい光で訪れる人に安らぎを与えています。
    当社の供給するガスの一部は、酒田市新堀地区で産出したものです。

  • 庄内三十三観音めぐり⑬ 第1番札所 羽黒山 正善院

    5月14日、金剛樹院から羽黒山(はぐろさん)正善院(しょうぜんいん)に行きました。
    金剛樹院から近く、わかりやすかったです。

    車を降りると広さを感じました。
    道路沿いの駐車場でしたが、正善院の前の道路は広くなっていました。

    車を停めた側に「黄金堂(こがねどう)」がありました。

    お堂に近づくと張り紙がありました。
    読んでみたもののどうしたらいいのか戸惑ってしまったので、聞いてみるのが一番と思い、書いてあった電話番号にかけてみました。

    中に入ってお参りが出来るということだったので、安心してスリッパを履き、扉を開けようと思ったら鍵が掛かっていました。
    ・・・よく見ていなかった、どうしよう、また電話というよりは道路を挟んで向かい側の正善院へ行ってみました(道路の拡幅によって分断されたそうです)。

    ご住職が出て来られて、お参りには2つの方法があると聞きました。
    この方法はうち(正善院)だけですと仰っていました。

    私の解釈が間違っているかもしれないので、説明出来ないのですが、今回私はお堂の前で手を合わせてきました。
    お堂の中にも入ることが出来るということなので、中に入ってお参りしたい方は事前にその旨を伝えてから行くと確実だと思います。

    首番の荒澤寺の御朱印もいただきました。

    庄内三十三観音 第2番 羽黒山 正善院

    羽黒山 修験本宗 御本尊は聖観世音菩薩

    奈良時代の養老6(722)年に開基、第3代の天台座主となった慈覚大師・円仁によって開山。
    かつて羽黒山十大伽藍の一つで手向山中禅寺の本坊として300の寺を束ねる寺院であった。

    黄金堂は源頼朝が平泉の藤原氏を討つにあたり、勝利祈願のために寄進したもの。
    国指定の重要文化財に指定され、文化庁の日本遺産としても登録されている。

    等身大の三十三体の聖観世音菩薩像が黄金色に映えることが黄金堂の名の由来とされる。

    住所:鶴岡市羽黒町手向字手向232
    電話:0235-62-2380
    駐車場:あります

  • 酒田北港クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス寄港、古湊ふ頭と眺海の森へ

    5月28日、酒田北港にダイヤモンド・プリンセスが寄港しました。
    4月12日に寄港した時もお昼頃見に行って、夕方の出港も見送り、写真と動画をたくさん撮りましたが、今日も午前中に見に行って来ました。

    何度見ても大きさに圧倒されます。
    イギリス船籍、全長290メートル、全幅37.5メートル、総トン数115,875トン、乗客定員2,706人。

    ここ数年、クルーズ船が寄港した時はほぼ港に見に行っています。
    今回の目的はダイヤモンド・プリンセスともう一つありました。
    お菓子です、「おこし」を買いに行って来ました。
    ふ頭では物産展も開催されていて、数年前に食べて以来大好きなおこしです。

    色々な味のおこしがありますが、同じものをふたつと、小さい袋のコーヒー味をひとつ買いました。

    以前酒田市広報に掲載された寄港予定を載せましたが、令和7年5月21日に今年度の酒田港クルーズ船寄港日程に「ノルウェージャン・スピリット」が追加されていました。
    8月3日(日)、初寄港です。

    今日は園児や小学生が見学に来ていました。
    子供達の集団、良いですね。
    集合写真を撮る時にみんなで元気に声を出していました。

    午後からは、酒田市松山地区の「眺海の森」へ。
    「一昨年の今頃、お花がきれいだったから見に行こう」と誘われて行って来ました。

    残念ながらお花は咲いていなかったのですが、緑いっぱいの中を走ることが出来て、新緑のドライブを満喫しました。

    松山ではお饅頭と「つぶ」を買いました。

    眺海の森に行く時に、庄内三十三観音12番札所の總光寺の「きのこ杉」を車から見ることが出来ました。
    山門は工事中のようでした、總光寺にも近いうちに訪れたいと思います。


    令和7年度に酒田市は合併20周年を迎えます。

    平成17年(2005年11月)に1市3町(酒田市・八幡町・松山町・平田町)が合併しました。
    酒田市では市のマスコットキャラクターを用いた20周年の記念ロゴを作成したそうです。

    「もしぇのん」「あののん」、大好きです。
    ロゴマークを使用出来るそうなので(使用期限は令和8年3月31日まで)、使用については酒田市の公式サイトで確認してみてくださいね。

  • 庄内三十三観音めぐり⑫ 第2番札所 羽黒山 金剛樹院

    5月14日、鶴岡市羽黒町にある羽黒山(はぐろさん)金剛樹院(こんごうじゅいん)(正式名称:来迎山 千勝寺 金剛樹院)に行って来ました。

    金剛樹院のあと、1番札所正善院と首番の荒澤寺をめぐりました。
    とても良い天気で、この日に行くことが出来て本当に良かったです。

    当初、札所をめぐるのにルールはないということですが、そうは言っても何もわからないので、庄内札所会の事務局の2番金剛樹院から羽黒(1番正善院、首番荒澤寺)をめぐる予定でした。

    いざ行こうと思った時に、前に見たサイトに冬季はお休みのところがあるようなことが書かれていたことを思い出し、あれ? 羽黒って山の方? と気が付き、3月ならまだ雪があるだろうし、山の上の方なのかもわからず(地図を見ようともしない)、一気にハードルが上がりました。
    それで、気になっていながら行けずにいた羽黒に、やっと行くことが出来ました。

    ナビの案内通りで着きました。
    目的地周辺で、ここで良いのかという細い道。
    学習しているとはいえ様子見で通り過ぎてみたりしましたが、やっぱりそこなんですよね。

    車を駐車場に停めて歩いて行くと境内でご住職に会いました。
    御朱印帳を預かっていただき、観音堂へ。
    「ここから上がって行ってください」と言われ、本堂を正面に、左手に進んで行きました。

    石段があって、見上げる雰囲気も、右手に見える庭園にも感動しました。
    新緑の良い季節です、緑がとてもきれいでした。

    伽羅の木。

    ご住職も今が一番いい季節ですよ、とおっしゃっていました。

    「防犯カメラ作動しています」にドキドキソワソワしてしまいます。
    今回も厨子の扉は開いていなかったので、観音様にはお会い出来ませんでした。

    帰って来てから調べたら、天井絵が80枚あって江戸時代の油絵が一枚あるそうです。
    天井までは見ていなかったので残念。

    御朱印帳(31番注連寺の御朱印も)を受け取った時に、「巡礼案内図」をいただき色々と教えていただきました。

    明るく話しやすいご住職でした。
    これから正善院と荒澤寺に行くことを伝えると、「楽しんでください」と。
    ナビが付いているとはいえ不安で、道がわかりやすいか聞いてみました。
    この時も丁寧に教えてくださり、本当に聞いていて良かったと(荒澤寺に着いた時に)思いました。

    庄内三十三観音 第2番 羽黒山 金剛樹院

    天台宗 御本尊は聖観世音菩薩

    羽黒山内八大寺院の一つとして、蜂子皇子が開基したとされる。
    天台宗の寺院で来迎山(らいげいざん)千勝寺(せんしょうじ)の首坊。
    観音堂は文政13(1830)年、羽黒山別当であった山海僧正が建立。

    庭園は金剛樹院を中興した天宥別当が造園、その庭園にある金剛清水は巡礼者の喉を潤す水として知られている。
    最上義光のお局であった妙円禅尼が住んでいたという裏山には、大昔の居住跡と思われる「羽黒山百穴」がある。

    住所:鶴岡市羽黒町手向字手向285
    電話:0235-62-2564
    駐車場:あります

  • 庄内三十三観音めぐり⑪ 第22番札所 清流山 洞泉寺

    5月1日、三川町猪子にある清流山(せいりゅうざん)洞泉寺(とうせんじ)に行って来ました。

    庄内町から三川町に向かう道のりは、水が入った田んぼが広がり、きらきらと光ってとてもきれいでした。
    癒されながら走り、橋を越え、ナビが案内をする方向(斜め右方向)は明らかに土手に続く(赤川沿い)。
    さすがにそっちではないと思い、とりあえず道なり(左手)に進みました。

    ありました、洞泉寺。

    ここに車を停めて良いのか迷いましたが、停めて降りて見た生垣の隙間から駐車場のような白線が・・・、あっちかも。
    車を移動しようかと思いましたが、冒険(大げさ)は出来ない、車はそのままに、山門をくぐり、立ち止まりました。

    どうしようか案内板を見つめていると「ご苦労様です」と声がかかって振り返ると、車から降りて来た(広い駐車場でした)ご住職でした。
    ここで御朱印帳を預かっていただき、観音堂へ。

    庫裡へ。
    ご住職がとても明るい方で、会話が楽しかったです。

    本堂前のピンクのお花はカイドウだと教えていただきました。
    今年の冬に枝が一本折れてしまったそうです。
    もう少し早いと良かったんだけど、ということでしたが、山門に向かって立った時に十分良い感じにカイドウに迎えてもらいました。

    庄内三十三観音 第22番 清流山 洞泉寺

    曹洞宗 御本尊は観世音菩薩

    正保4(1647)年に正法寺(鶴岡市大山)の第14世諦翁運察大和尚が開山。
    観音堂はこれより遥かに古く大同2(807)年、弘法大師が千手観世音菩薩を安置したのが開創と伝えられている。

    弘法大師が東北巡錫の際に、赤川に梵字が流れるのを見て、湯殿山からみて戌子の方向に当たるこの地を光明の地として霊場を定めた。

    住所:三川町猪子甲85
    電話:0235-66-2023
    駐車場:あります

  • 庄内三十三観音めぐり⑩ 第14番札所 梅枝山 乗慶寺

    5月1日、庄内町余目にある梅枝山(ばいしざん)乗慶寺(じょうけいじ)に行って来ました。

    お天気の良いこの日、どこのお寺さんに行こうか迷っていましたが、乗慶寺と三川町の洞泉寺に行って来ました。

    いつもは事前に調べて行くことはまずないのですが、乗慶寺の説明に「境内は老木大樹が生い茂り」と書いてあり、その瞬間決めました。
    こんな天気の良い日はその木々に囲まれたい! と。

    勝手に森の様なところに入って行くイメージをしていましたが、あっさり着きました。

    酒田市方面から県道44号線(旧国道47号線)を通って、スーパーやホームセンターが並ぶ通りに入る手前で曲がり、なんとここかと、予想外で驚きました。

    着いたところは建物の裏側で広く、戸惑う方向音痴。
    44号線沿いのお店の看板が見え、「大樹が生い茂る」とは違う様な・・・、勘違いしたかなぁと思いながら建物の間を進んだ先は、別世界とは大袈裟かもしれませんが、大樹があり、看板などは目に入らず、高い木で囲まれた空間でした。

    こちらから入って来ました。

    本堂

    私が進んで行った左手に、佐藤幸徳中将追慕の碑の案内板があり、進んだ先にもあって、わかりやすく行くことが出来ました。

    鐘楼

    長い廊下を案内して頂き、位牌堂にいらっしゃいました。

    平日でしたが大型連休中ということもあってか、乗慶寺と洞泉寺で「どちらから(いらしたん)ですか」と聞かれました。

    「楽しんでください」と言っていただきました。

    庄内三十三観音 第14番 梅枝山 乗慶寺

    曹洞宗 御本尊は如意輪観世音菩薩

    余目城主の安保太郎形助氏の菩提寺として、南北朝時代に大初継覚によって開山された。
    境内には老木大樹が生い茂り、お堂や、歴史的な碑が点在している。
    間口13間(24m)、奥行9間半(17m)の大本堂。
    五棟の位牌堂(地蔵・観音・薬師・文殊などのご本尊)。
    身の丈25㎝の木彫地蔵仏が千体鎮座する西序殿。

    インパール作戦にて、撤退の決断で一万数千人の部下の命を救った佐藤幸徳中将の追慕の碑がある。
    庄内町の文化財に指定された三間四方の釈迦大涅槃像をはじめ、応永23(1416)年の梅山聞本の筆蹟一幅がある。

    住所:庄内町余目字舘27
    電話:0234-42-3410
    駐車場:あります

  • 庄内三十三観音めぐり⑨ 第18番札所 生石山 延命寺

    4月14日、酒田市生石にある生石山(おいしざん)延命寺(えんめいじ)に行って来ました。

    正直なところ、延命寺は三十三観音めぐりの最後の方に行こうと思っていました。
    生石は方向音痴の私にはハードルが高いと思っていたからです。
    それでも3月に行った「松葉寺」の御朱印は延命寺で頂けるということで、早めに行くことにしました。

    生石には国道345号線を通った時に、下見のつもりで寄ってみたことがありました。
    案の定迷ってあちこち走っていたら、ナビの案内が最初と違う方へ。
    こっちなのかと思って行ったところは、入って行くには怖い、本当にこの先に延命寺があるのかという道で足がすくみました。
    ちょっと下見のつもりが、とてもドキドキしました。

    思った入り口とは違いましたが、延命寺に続く坂道が大変だという話を聞き、そんなこんなで「えいっ!」っていう気持ちで行ってみました。

    2度目はナビ通りにゆっくり、よく見ながら進めば気が付けました。

    右手に坂道があり、鳥居の奥に続きます。

    車を置いて歩いて行っても良いかもと聞いたので、東平田さくら公園に車を停めて歩いて行きました。
    車種によっては登れない(怖さを感じる方もいる)かもしれないようなので、歩いて行くのも良いかと思います。

    坂道を登ったら視界が広がりました。

    駐車場もあります。

    山門は今移動しているそうです。

    鳥居の先は生石神社があります。

    本堂です。

    本堂の正面に観音堂があります。

    今回は電話してから行きました。

    ご住職はいらっしゃらないということでしたので、ご住職のお母様に書き置きの御朱印(松葉寺の御朱印も)を頂きました。

    色々なものを見せてくださり、お話もたくさんしていただきました。

    本堂の不動明王さま、観音堂の聖観世菩薩さまの写真を撮らせて頂きましたが、あまり写真を公開していないということでしたので、掲載は控えます。

    観音堂には、大仏様のような、存在感のある観音様がいらっしゃいました。
    こちらでも丁寧な説明をしていただきました。

    延命寺には多くの板碑もあります。


    延命寺周辺の板碑35基は「生石板碑群」として山形県の有形文化財に指定されています。

    最後に「また季節の良い時に来てください」と声を掛けていただきました。
    これからの季節、新緑も、紅葉も良さそうですね。

    帰りに、坂道を撮ってみました。

    ちょっとドキドキしながら来ましたが、たくさんお話を聞け、曇り空から青空が広がって、勝手に達成感を得た気になりました。

    庄内三十三観音 第18番 生石山 延命寺

    真言宗 智山派 御本尊は聖観世音菩薩

    創建年は不明、開基は弘法大師空海とされる。
    最盛期には18の末寺、3000あまりの宿坊があったともいわれ、修験道場として羽黒山を凌ぐ勢いだったという。
    御本尊の聖観世音菩薩は、楠材一本造りの等身大、平安時代の作。
    国宝級といわれ、すばらしいもの。

    住所:酒田市生石大森山164
    電話:0234-94-2361
    駐車場:あります